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平壌:21日に平壌で行われた北朝鮮との試合を後半の同点ゴールによって1-1の引き分けに持ち込んだオーストラリアが来年のオリンピック本大会への出場権を獲得。
序盤こそ北朝鮮が試合を支配して10分にパク・チョルミンのゴールで先制したが、試合終了20分前にキャプテンのマーク・ミリガンがヘディングで同点ゴールを叩き込み、オリルーズが予選突破に必要な勝ち点1を獲得。オーストラリアのこの得点は、ボールがゴールラインを超える前にアドリアン・レイジェルがハンドしたように思われたが、ゴールが認められた。
シリア人ムフセン・バスマ主審は北朝鮮の抗議にもかかわらず、オーストラリアの2008年北京オリンピックアジア最終予選でイラクを押さえて首位でグループリーグを終えるために重要な勝ち点1につながる同点ゴールを認めた。
オーストラリアのグラハム・アーノルド監督が試合前、平壌の寒冷な気候についての懸念を明らかにしていたように、人工芝のキム・イルソンスタジアムでの試合、序盤のホームチームの積極的な出だしにも押され、思うような試合展開が出来ない。
9分にジョン・チョルミンからのパスをオーストラリアペナルティエリア付近で受けたパク・チョルミンがシュートしたが、わずかにクロスバーを超え、オーストラリアはほっと胸をなでおろした。
しかし、その1分後にはアーノルド監督の心配が実際のものとなった。ミリガンが北朝鮮深い位置からのロングボールの処理を誤り、彼の頭上を越えてパク・チョルミンの足元に落ちた。ゴールから15mの位置からこれをうまく浮かせたパクのシュートはGKダニエル・ヴコヴィッチの頭上を越え、オーストラリアゴールに吸い込まれた。
これまでの5試合を無失点に抑えてきたオーストラリアにとって、このゴールは最終予選での初失点となったが、そのわずか4分後にもあわや2失点目かと思われる場面があった。
オーストラリアディフェンスの裏に大きく出されたボール、ジョン・チョルミンが詰めてきたが、GKヴコヴィッチがペナルティエリア外に走り出てヘディングでクリアし、事なきを得たと思われたが、このクリアボールがキム・クッジンの足元に落ち、キムが無人のゴールへ素早くシュートを放った。しかし、DFレイジェルが必死で戻ってなんとかゴールライン上でボールをクリア。
その後もパク・チョルミンはオーストラリア守備陣にプレッシャーをかけ続け、19分にはボレーシュートを放ったが、ボールはクロスバーのわずかに上。
次にチャンスを得たキム・クッジンのシュートはゴールの横にそれ、ユン・ヨンイルのシュートはオーストラリアGKヴコヴィッチにセービングでがっちり押さえられた。
35分にはオーストラリアが同点のチャンスを得る。パク・ソンチョルのミスからマーク・ブリッジにボールがわたり、ブリッジからのパスを受けたジェームス・トロイージが鋭いシュートを放ったが、北朝鮮GKリ・ミョングクが好セーブ。こぼれたボールもブリッジが蹴りこむ前にパクがクリア。
前半の攻勢による1点のリードで、後半、北朝鮮プレーヤーが治療のために座り込む場面が多く見られた。
後半途中からイニシアチブを取り出したアウェイチーム、ニコライ・トポル・スタンリーが66分に北朝鮮ゴールエリア付近からヘディングシュートで同点ゴールを狙ったが、ボールはゴール上。
しかし、とうとう70分にオリルーズが待望の同点ゴールを決める。クリスティアン・サルキーズからのFKに北朝鮮ゴールエリア近くでミリガンが頭で合わせたボールがループ気味にリ・ミョングクの頭上を越え、レイジェルの手に触ったかと思われたもののそのまま左上隅に吸い込まれた。
すでに疲れきっていた北朝鮮はその後、オーストラリアを脅かす攻撃を繰り出すことは出来ず、アウェイチームも残り20分間で失点しないように試合を進め、そのまま勝ち点を分けた。この結果、オーストラリアが6大会連続となる来年のオリンピックへの出場権を獲得。
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