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アデレード:27日にハインドマーシュスタジアムで行われたAFC女子アジアカップ2006の準決勝、オーストラリアが日本を2-0で下して決勝進出を決めた。 オーストラリアの勝利を決めた得点はカイトリン・ムノズ(10分)とジョアンナ・ペータース(45分)によるもの。 大橋浩司監督率いるなでしこジャパンは前試合の中国との試合(1-0で勝利)とメンバーをほとんど変えないメンバーで臨んだ。唯一、前の試合で25分に交代出場を果たした大野忍が先発に入った。前線には永里優季がワントップ気味で入る4-5-1的フォーメーション。 昨年の親善試合での2-4の敗戦がまだ記憶に新しいトム・セルマンニ監督はディフェンダーをこれまでの試合より1人増やして日本のサイド攻撃に備えた。 試合は五分五分の展開ですすんだが、10分にオーストラリアが日本のペナルティエリアにクロスを入れたが、日本のDF矢野喬子のヘディングでのクリアが小さく、ペナルティエリアの外で待ち構えていたオーストラリアの有望若手選手サリー・シパードの足元に落ちた。シパードは右足でシュートを放ったが、あたり損ねてゴール左外に向かって転がったところにポジショニングしていたムノズが左足でちょこんと合わせ、日本の福元美穂が守るゴールの逆サイド上に決めて先制点を奪った。 日本もその6分後、右CKからつないだボールを大野忍がヘディングで合わせるもオーストラリアGKメリッサ・バルビエリに阻まれた。 その後こう着状態が続いたが、日本の最大のチャンスが37分に訪れた。相手陣内浅い位置中央から大野がドリブルで運び、オーストラリアディフェンダーの外側、左サイドを走る永里にパス。永里はドリブルでオーストラリアペナルティエリア近くまで進み、バルビエリがゴールから少し前に出てきていたのを見て右足で浮かせたシュートを放った。しかし、ボールは無常にもゴールの上を越えていった。 1-0で折り返すかと思われた前半ロスタイムにオーストラリアは右CKを獲得。コレッテ・マッカラムがゴール前に鋭く送ったボールを福元がファンブル。こぼれたボールをシパードが後ろに落とし、待っていたペータースが右足で合わせて追加点をとなるゴールを突き刺し、2-0で折り返した。 後半の見せ場は59分、オーストラリアのサラ・ワルシュが日本の左サイドバック裏に飛び出し、中央にクロスを置くった。シパードが頭から飛び込むもあたり損ねてボールは逆サイドに流れた。再びオーストラリアの選手がそのボールを拾って中央のシパードにパス。しかし彼女が右足で放ったシュートはゴールのわずか右外にそれた。 日本は敗れたものの、澤穂希の豊富な運動量とポイントポイントでのプレー、そして後半から入った阪口夢穂の元気なプレーが光ったが、オーストラリアのパワーと勢いに飲まれた感があった。 日本の大橋浩司監督は「残念な結果に終わった。オーストラリアのセットプレーには気をつけてきて、トレーニングもしてきた。警戒していたにもかかわらずそこから失点してしまった。早い時間の2失点がいくつかの戦術的な要素と選手のプレーにも影響した。しかし、3位決定戦もまだあるので、あと2日間のインターバルでチームを立て直して次の試合に臨みたい。」とし、オーストラリアについては「予想以上の迫力があった。リーチの違いも想定した中でトレーニングしてきたが。」と述べた。 オーストラリアのトム・セルマンニ監督は「今日の結果ももちろんすばらしいが、今日の選手のプレー内容もすばらしかった。日本は技術的に今大会髄一のチームだったが、特に我々のディフェンスが規律を持ってしっかり守ってくれた。厳しいアジア予選を勝ち抜いてワールドカップ出場を決められたことが非常にセンセーショナルな感じだ。」と語った。 試合については、「2点目がターニングポイントだった。日本のプレーのリズムを崩すため、澤にマンマークをつけたが、これが戦術的に最も重要な部分だった。」と述べた。 日本は続いて行われる北朝鮮対中国の敗者との3位決定戦(12時30分キックオフ:現地時刻)、オーストラリアは同試合の勝者との決勝(15時30分:現地時刻)を7月30日にハインドマーシュスタジアムで行う。
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