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アデレード:7月16日から休息日を除いて大会10日目を数える30日、いよいよハインドマーシュスタジアムの決戦でAFC女子アジアカップ2006の栄えある優勝チームが決まる。大会8度目の優勝となる中国か、AFCに今年から加盟したばかりのホスト国オーストラリアか、優勝カップの行方に注目が集まる。 中国はホスト国として、オーストラリアはアジアの代表2枠のうちの1枠を既に獲得しているため、両チームとも来年のFIFA女子ワールドカップへの出場を決めている。 AFCモハメド・ビン・ハマム会長が「ワールドカップ予選も兼ねてはいるが、アジアの王者を決めるための重要な大会だ。」と定義付けるように、今年から名称を女子アジアカップと男子と同様にして、その重要性をアジアサッカー連盟も打ち出してきた。 27日に行われた準決勝でオーストラリアは優勝候補の一角でもあった日本を圧倒して2-0で、中国は3連覇を狙う北朝鮮をマー・シャオシューが挙げた得点を苦しみながら守り抜いてそれぞれ勝ち進んできた。 ここまでオーストラリアは5試合を戦い、13得点。特筆すべきは失点がゼロということだ。トム・セルマンニ監督が準決勝の試合後に語っていたように「守備のディシプリンがすばらしかった。」と男女合わせても代表キャップ最多の経験豊富なシェリル・サリスバリーが率いるその堅い守りを崩すのは難しそう。攻撃力の高い韓国、北朝鮮、日本ですら1点もとることができなかった。そして、特に目立った選手があまりいないことも特徴。チームとして戦っているということの証明でもあろう。 一方、中国は4試合で5得点1失点と攻撃力に不安が残るものの、準決勝の北朝鮮戦でのゴールは完璧なもので、今大会ベストゴールの1つとも言える。今大会はスロースターターで、近年のアジアでの成績不振が懸念されていたが、マー・リャンシン監督が当初心配していた「精神的な問題」も北朝鮮戦後にはかなり解消され、選手も自信を取り戻している。 この2チームは前回のFIFA女子ワールドカップアメリカ大会で同組となっており、2003年9月25日に対戦していた。このときはオーストラリアが28分にヒーサー・ガリオックの得点で先制したが、46分に中国はバイ・ジー(今回は代表入りしていない)の得点で追いついていた。今大会と同じく、マー・リャンシン監督が率いていた中国は、見事にグループリーグを突破し、ベスト8に進出したが準々決勝でカナダに敗れていた(オーストラリアはグループリーグ敗退)。 最新のFIFAランキングでは中国が8位、オーストラリアが15位となっている。 1点を争う好ゲームが期待されるこの試合、アジアの伝統強豪国の中国が3大会ぶりに女王に返り咲いて優勝カップを手にするのか、アジアの一員となったばかりのオーストラリアが新女王に輝くのか、注目の決勝戦は15時30分(現地時刻)にキックオフとなる。
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