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シンガポール:14日にジャランベサルスタジアムで行われるAFC U-17選手権準決勝、プレッシャーから開放された日本はダークホースのシリアを破ってアジア王者への冒険を続けたいところ。 11日に行われた準々決勝、IRイランとの対戦を120分間1-1で終え、PK戦の末に9-8で下してベスト4進出を決めた日本。このタフな戦いでの勝利によって、来年韓国で開催されるFIFA U-17ワールドカップへの出場権も獲得した。 シリアは大会優勝候補の一角サウジアラビアを準々決勝で2-1で下し、今年の大会で強烈な印象を残す戦いを続けている。 日本とシリアの過去の対戦は1度、3月のテヘラン招待で日本が2-1で勝利を収めていた。 1994年大会の決勝でカタールを下してアジア王者となっていた日本だったが、前回と前々回の大会では苦しみ、早々と大会から敗退していた。 セレッソ大阪所属の柿谷曜一朗とFC東京U-18のGK廣永遼太郎を筆頭に、‘リトルサムライ’たちはグループAを2勝1分けと黒星なしで1位突破していた。初戦ではネパールに6-0の大勝を収め、第2戦ではホスト国のシンガポールに苦しんで1-1で引き分けたが、第3戦ではライバルの韓国を3-2で退けて文句なしの決勝ステージ進出。 2002年大会の準々決勝でイエメンに敗れていたシリア。今大会、グループDの初戦ではディフェンディングチャンピオンの中国にいきなり0-1で敗れたものの、チームを立て直して第2戦ではバングラデシュを7-0で撃破。第3戦は遅い時間のゴールでベトナムを2-0で下してグループ2位に滑り込んだ。 日本の城福浩監督はチームの目標を明確に示していた-世界の舞台への出場権を出来るだけ早く獲得すること。この目的を見事に達成し、彼の目標はもっと高くなった。12年ぶりに日本に優勝トロフィーを持って帰ることだ。 「今はリラックスムードだ。プレッシャーなしでプレーできれば、ベターなプレーが出来ることが間々ある。私の次のターゲットはあと2つ階段を上り、今大会のタイトルを獲得することだ。」 「以前に優勝したのは1994年、それ以来のタイトル獲得に向けて必死に戦う。」 城福監督はシリアを倒すためには攻守両面をよりシャープにする必要性に迫られていると感じている様子。 「ここ2,3試合で攻撃陣は調子が上がっていない。バックラインもまだ不安定だ。さらに付け加えるなら、中盤はボールを簡単に失いがちで、これは相手にカウンターアタックのチャンスを与えることになる。」 城福監督はシリアへの精神的な優位性という思い込みを警戒している。準々決勝のIRイラン戦でタフな試合を戦った後ではあるものの、ストレスから開放されて選手たちは全てフレッシュでフィットしているとか。 「過去を振り返るのは好きではない。確かに、自分たちは前回シリアを下したが、これは既に過去のことだ。シリアはその後、何人かの選手を代えたし、非常に力を上げてきている。彼らを過小評価することは決してできない。」 「イランとの厳しい試合をしたが、けが人の問題はないし、選手たちは知っている。若い選手たちはエネルギーにあふれ、フィットネスレベルでの問題はない。彼らは準決勝でも良いプレーをしようと意気込んでいる。」 城福監督はシリアは決定力に優れた攻撃的なチームだと言う。 「私が見たところ、シリアの選手たちは信じがたいほど強いメンタリティーを持ち、トライとボールを追うことを決してやめない。フィジカル的にも彼らは強く、対戦するのは難しい、彼らの唯一の弱点は守備だろう。ともあれ、この大きな戦いに向けてよい準備をするだけだ。」 アル・カラマーのユースチームを7度優勝に導いた手腕を持つシリアのモハメド・アル・ジョマー監督は、日本が陥落できない相手だとは考えていない。 けが人のいないシリアは通常4-4-1-1-、もしくは4-4-2のシステムを採用。 「日本は攻撃面で非常にデンジャラスだが、守備は安定していない。私は日本戦のゲームプランを持っている、早い時間帯に彼らのディフェンスを崩せれば、勝てるチャンスはある。」 「伝統的な強豪国として彼らをリスペクとしているが、我々は誰も恐れない。我々には自分たちの強さがある。対戦相手にリスペクトを払いすぎることはしない。」 アル・ジョマー監督はチームがここまで進んできたことを‘ラッキー’と受け止めている。 「我々がベスト4まで進出し、来年の韓国でのFIFA U-17ワールドカップの出場権を得たのはラッキーだと思っている。初戦で中国に敗れた後、我々にチャンスがあると思っていた人は誰もいなかった。」 「シリアの選手は決してあきらめないメンタルの持ち主で、強いハートと前評判を覆そうと言う強い意欲を持っている。彼らは技術・戦術的に高いものを持ってはいないかもしれないが、勇気を奮えば神が強い意思を与えてくれる。この要素はサッカーにおいて非常に重要なことだ。」 シリアで最も軽快すべき選手はストライカーのモハメド・ジャッファルと攻撃的な中盤のモハッマド・ダルウィッシュ・ミドウだ。両者はこれまでにそれぞれ4得点を挙げ、タジキスタンのFWダヴロンゾン・トゥクタスノフに次ぐ得点王争いの2位につけている。 また、通算2得点のジアド・アジョウズもサイドや1.5列目からストライカーをバックアップ。シリアの高い攻撃力は日本の守備陣を悩ませることになりそうだ。
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