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シンガポール:17日にジャランベサルスタジアムで行われるAFC U-17選手権決勝、大陸レベルの大会でこの年代の頂点を極めるのは日本か、ライバルの北朝鮮か。 ティーンエイジの大会は時として注目されづらいが、しかし、東アジアのこの2チームにとってタイトルを獲得することは非常に重要な事柄だ。 そして、全てのカテゴリーにおいて強力なライバル関係であるこの2チームでの対戦となったことで、この決勝戦の重要性が増すといえるだろう。 北朝鮮はその豊富な運動量を誇り、決してあきらめないファイターとしてこれまで難敵を倒してここまで進出した。そして、彼らが最後に倒すべき強敵は日本。 北朝鮮は前回大会決勝で中国に敗れていたため、そのリベンジを果たして初優勝を飾るためにも是が非でも17日に日本を下したいところ。 日本にとってこの試合に勝利すれば1994年のカタールを下しての初優勝以来、12年ぶり2度目の快挙となり、ここ2大会での思わぬ成績不振から自信を回復できるであろう。また、城福監督率いるチームは今大会でここまで黒星なしのパーフェクトな快進撃を続けており、タイトルを獲得すれば完璧なフィニッシュとすることが出来る。 A代表と女子代表で北朝鮮と日本は何度も対戦していたが、この大会レベルでティーンエイジのチームでは対戦したことがないのは驚くべきことかもしれない。 北朝鮮はグループリーグ初戦でサウジアラビアへの敗戦といういきなりのつまずきから始まったものの、準決勝では今大会の台風の目、タジキスタンを3-0で下し、だんだんと調子を上げてきた。強固なディフェンスと鋭い攻撃を披露してきた日本は準決勝でシリアを相手になかなか得点を奪えず、遅い時間の得点で2-0と優勝まであと1歩に迫った。 日本の城福監督は今大会で幾つかの戦術や何通りかの選手の組み合わせを試し、理想的なファーストイレブンを模索してきたことから、決勝でもサプライズがあることもあり得るだろう。 城福監督は準決勝で中盤を厚くした3-6-1の布陣で、セレッソ大阪の柿谷曜一朗をベンチにおいてスタートした。柿谷のベンチスタートは2試合連続となったが、彼と共にストライカーの大塚翔平、ディフェンダーの濱田水輝、山地翔もキックオフのホイッスルが鳴らされたときにピッチには立っていなかった。 しかし、熟考を重ねる城福監督はタイトルのかかった最後の大一番で中盤の‘ファンタスティック4’-柿谷、岡本知剛、山田直輝、水沼宏太-を配し、前線には大塚と端戸仁の‘ダブルトラブル’を置いてくるかもしれない。 大会通算4得点の水沼はシリアのモハマド・ジャーファルとモハッマド・ダルウィッシュ・ミドウ、そしてタジキスタンのダヴロンゾン・トゥクタスノフと並んで得点王争いでトップに立っている。大会MVPの候補の一人、柿谷は通算3得点。 FC東京U-18の廣永遼太郎も安定したセービングとその柔軟性で日本ゴールを守って今まで5試合での失点はわずか4、城福監督が信頼を置くのもうなずける。 「北朝鮮はミステリアスなチームだが、彼らは強くてオールラウンドな堅実さをもったチームだと見ている。彼らは良い選手を多数擁し、チームが一丸となっており、走ることをやめず、コンパクトで戦う意志の強い、決してあきらめない。」と決勝での対戦相手について城福監督は語った。 「我々は彼らより1試合多く戦っていることから、彼らはフィジカル的に自分たちよりフレッシュだ。そしてこれが決勝で両者の違いとなる可能性もある。とにかく、我々は12年ぶりに優勝トロフィーを持ち帰ろうという意気込みと自信を充分持っている。」 城福監督は、試合に臨むに当たって彼のファーストイレブンをまずピッチに送り込むと言うことを語るにとどまった。 「けが人も無く、全ての選手は同じレベルだ。スタメンが保証されている選手は誰もいない。ここ2,3試合を見てもわかるように、チームで多くのローテーションを行ったが、勝ち続けてきた。私は全ての選手をフレッシュに、そしてハッピーにしておきたい。私は決勝に当たり、全てのファン、相手をリスペクトし、私の最強のチームをピッチに送り込むつもりだ。」 城福監督の相手、北朝鮮のキム・ムンチョル監督は、日本が自分たちを軽く見ることは決して出来ないとの警告を発し、17日の対決への意欲を語った。 「私の考えでは、この年代では明らかに力が突出しているチームはない。若い選手は予想できなく、毎回ピッチに立つたびに彼らがどのようなプレーをするのかを知ることは出来ない。日本はA代表のレベルでは我々より上かもしれないが、この大会では両チームの力は同じだと思う。私は選手たちにピッチ上で彼らの力をしっかり発揮させるつもりだ。」 「日本の個々の選手は危険だが、私の選手たちもそう弱くはない。もし選手たちが我々の取るべき戦術をしっかり実践できれば、初めてこのトロフィーを持ち帰ることが出来る素晴らしいチャンスがあるはずだ。」 キム監督が信頼を置く4人組-キャプテンのアン・イルボン、オ・ジンヒョク、リ・ミョンジュン、リ・サンチョル-はゴールへの貪欲さだけではなく、その創造性も既に証明済み。 城福監督とは対照的に、キム監督は常に4-4-2の布陣で戦ってきており、17日も同様の布陣で臨むと思われる。 「私は日本との試合に当たって、特別なプランはない。私にとってそれぞれの試合はグループリーグの試合でも、決勝でも同じだ。私のスターティングイレブンは全ての試合とほぼ同じで、日本は我々を簡単に分析できるだろう。」とキム監督はシニカルに語った。 ジャランベサルスタジアムでの決勝のキックオフは20時(現地時間)。
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