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クアラルンプール:第34回AFCユース選手権の決勝、日本対北朝鮮の試合はPK戦にまでもつれ込むまさにビッグマッチと呼ぶにふさわしいものとなった。 バンガロールとコルカタの両会場では、選手たちがそのスキルやハイレベルな競技性、そしてフェアプレーへの姿勢、さらに勝とうとする意欲と決してあきらめない気持ちでのプレーを披露、大陸レベルのすばらしい試合が繰り広げられた。 スタジアムに集まったインドのファンは、32試合で合計89ゴールが記録されたこの大会、1試合平均2.78点と多くのゴールシーンで攻撃的なサッカーを堪能したに違いない。また、準決勝1試合と決勝は延長戦とPK戦にまでもつれ込むというスリリングなものであった。 上位4チームには来年のFIFA U-20ワールドカップへの出場権が与えられるこの大会。従来、この権利は韓国や日本、中国といった強豪国が手にしてきた。しかし、今大会では北朝鮮とヨルダンという、長く本大会には姿を見せていなかった両国が快進撃を見せてベスト4入りを果たしたことも注目に値する出来事であった。 AFCゼネラルセクレタリーのダト・ピーター・ヴェラパンが「アジアのユースサッカーのレベルは予想以上に変化している。」と発言するのもうなずける。 アセアンの強豪、ベトナムやマレーシア、ホスト国のインド、中央アジアの初出場国タジキスタンやキルギスタンなども最近力を上げてきているものの、かなりの苦戦を強いられた。 ニューカマーのオーストラリアは、ゲームプランを変更せざるを得ない多くの出場停止処分を受けた。ヤングサッカルーズの監督は、彼らの選手たちとほかのアジアの選手との大きな大会での温度差について疑問をメディアに投げかけ、インドを去った。 自国の不安定な情勢のため、大会への準備が十分でなかったイラクも歯を食いしばって勇気を振り絞り、勝ち星をマーク。ベスト8まで駒を進めた。 今大会またも決勝でのジンクスを破ることは出来なかった日本、ビッグネームの仲間入りを果たしている梅崎司がPKを外したが、彼のチームへの貢献に異を唱える人はいないであろう。 北朝鮮にとってこのタイトルは二重の喜びをもたらすものとなっただろう。1990年に 決勝に進んだときには韓国にPK戦で敗れていた北朝鮮、9月に開催されたAFC U-17選手権2006の決勝では日本に敗れて優勝を逃していただけに、年下のチームのリベンジを果たした結果ともなった。 しかしながら、北朝鮮のハードワークもここで終わるわけではない。FIFA U-20ワールドカップ2007にアジアチャンピオンとして出場する北朝鮮にはそれなりの成績が期待されるであろうからだ。また、同じく同大会へアジア代表として出場する日本、韓国、ヨルダンもこれからのトレーニングが待ち受けている。 実際、これらの4チームは、来年6月にカナダで開催される世界の舞台に向け、この年代で世界のベストとの戦いで印象に残る戦いをして明確な成績を残すためには、その実力にますます磨きをかける必要があるだろう。
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