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クアラルンプール:12日にMPPJスタジアムで行われたAFC U-16女子選手権グループB最終戦、ディフェンディングチャンピオンの日本はタイの激しい抵抗にあいながらも2-1と僅差の勝利を収め、グループ2位を確保してベスト4進出を決めた。 8日の初戦で北朝鮮に0-1で敗れていた日本だったが、10日の試合で北朝鮮がタイを7-1の大差で下していたため、引き分けでも日本がベスト4に進めるという優位な状況には立っていた。 しかし、試合前には楽勝するかと思われていた日本にタイが立ちはだかり、ハーフタイムを1-1の同点で迎えることとなった。 が、日本が底力を見せ、2年前には3位に終えたタイから1点をもぎ取り、このリードを守りきって前にコマを進めることに成功。 準決勝で日本はグループA首位の中国と対戦する。 日本の吉田弘監督は予想以上に頑強なタイに驚いたと記者会見で語った。 「この試合は楽に勝てるのではないかと予想していたが、まったく違った。とにかく、勝ったチームがベスト4に進むため、タイもどんどん仕掛けてきた。」 「勝利はしたが、内容は良くなかった。タイは非常に難しい相手で、さまざまな要素があって非常に難しい試合だった。」 タイのチャナ・ヨドプラン監督は北朝鮮戦からの選手の向上ぶりを誇りに思うとし、「日本は非常に強いチームだと知っていたが、我々はこの大会で彼女たちと戦わねばならなかった。選手たちはしっかりとプレーしてくれた。」と述べた。 「我々はベストを尽くした。そして、すばらしい試合を披露したと思う。敗れはしたが、選手たちは北朝鮮との試合後に自信を持ったことが、今日とてもよい試合ができた要因だと思う。」 試合開始のホイッスルからタイは守備中心とはなったが、日本の攻撃をしのぎ続けた。 日本のツートップの一角、吉良知夏が2分にゴールチャンスを得たが、タイディフェンスのすばらしいタックルに阻まれ、さらにその8分後にもタイGKパッタマワデー・ウォンポタがタイDFの裏に抜け出した吉良と1対1となったものの、シュートをとめた。 16分、日本は中央から堰愛季が出したパスに走りこんだ右サイドの高野紗希が放った強烈なシュートはタイGKウォンポタの手をはじいてタイゴールに吸い込まれ、先制。 しかし、これは日本のゴールラッシュの開始とはならなかった。タイは日本の攻撃をGKパッタワデーを中心にしのぎ、組織的なサッカーを続けた。 44分、キャプテンのラッティカン・トンソンブトが左サイドからペナルティエリア内にボールを持ち込み日本GK中村沙希を抜いて中央に流し込み、中央のナッタヤ・ドウンジャントゥエクが無人のゴールに蹴りこんで同点とした。 その1分後、日本の岩渕真奈がセンターサークル付近からドリブルで数名のタイプレーヤーを抜き去り、GKと1対1になったものの、またもパッタマワデーが止めてハーフタイムを1-1の同点で折り返した。 57分、日本はまたも中央から今度は左サイドに張っていた高野にパスが通り、角度のないところからパッタワデーの守るゴールに見事に決めて日本が2-1と再びリードを奪った。 72分、タイはMFのクンラティダ・クライギトラッがこの日2枚目のイエローカードで退場となって10人となり、1点のビハインドで強豪の日本に1人少ない状況で立ち向かわなくてはならなくなった。 クライギトラッの退場から2分後、日本が岸川奈津希や西山衣美がシュートを放ったが、前者の試みはパッタワデーに阻まれ、後者の蹴ったボールはサイドネットの外。 87分に日本は左サイドから1人が抜け出し、GKパッタワデーを抜いて中央に流し込み、日本の3点目かと思われたが、この決定的なチャンスに岩渕の放ったシュートはタイDFワリンダ・パティサンがゴールライン上でクリアされた。 このまま2-1で試合は終了、日本がグループBの2位となり、準決勝進出を決めた。
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