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クアラルンプール:17日にMPPJスタジアムで行われたAFC U-16女子選手権決勝で北朝鮮が日本を3-0で下し、アジアの若手女王に輝いた。 ジョン・ミョンファの2得点と大会得点王のユン・ヒョンヒの前半の先制ゴールがこの16歳以下の女子大会のアジア女王となった北朝鮮の勝利に貢献。 北朝鮮はグループBの初戦で日本を1-0で下してから、実に4連勝で優勝を決めていた。第2戦はタイを7-1の大差で、また準決勝では韓国を1-4でそれぞれ下しての決勝進出。 日本は大会で最もスキルフルなプレーヤーを何人も抱えていたものの、北朝鮮のフィジカルでの優位性とディシプリンには及ばなかった。 しかし、日本は来年ニュージーランドで開催されるFIFA U-17女子ワールドカップへの出場権を獲得している。13歳や14歳の選手を数名擁する日本はニュージーランドの大会に行くまでにまだまだ成長することが期待される。 北朝鮮のリ・ウイハム監督はこの優勝を国の指導者、キム・ジョンイル氏に捧げるとし、「実際、選手たちはあまりよくはなかったが、国や指導者のために戦い、勝利できた。」と語った。 「北朝鮮のチームがこのような国際大会で勝利するときはいつでも、北朝鮮の人民や指導者が非常に喜んでくれる。」 日本の吉田弘監督は環境にかかわらず魅力的なサッカーを展開することを目指すとしていたが、決勝戦でもその言葉を守った。 「もっと技術やメンタル、スピードなどを向上させる必要があるだろう。それができれば、良いチームになるだろう。」 「今日、敗れたという結果は悔しいが、自分たちの課題が見つかったのは良いことだった。北朝鮮は体格的に我々より大きかった。世界大会ではヨーロッパのチームなど体格の大きなチームと対戦することになるだろうから、その相手とどのように戦っていくかも学ばなければならない。」 実際、日本のすばらしいビルドアップの動きは何度も見られたものの、最後の最後でフィジカル的に負けてしまうため、攻撃をシュートまでつなげることが出来なかったという場面が多くみられた。 北朝鮮は開始早々の9分、日本ペナルティエリア近くのほぼ正面で得た直接FCからホ・ウンビョルが狙ったシュートは日本ゴールのクロスバーに跳ね返り、ゴール前に詰めていた点取り屋のユン・ヒョンヒがヘディングで押し込んで先制点を奪った。ユンはこのゴールによって大会通算得点を7に伸ばした。 1点のビハインドとなりながらも日本は落ち着いたボール回しと組織的な動きで試合の主導権を握った。多彩な動きと攻撃で再三北朝鮮ゴール近くまでボールを運ぶものの、ゴールにつながる決定的なチャンスを作りだすことがなかなかできずにいた。 同時に北朝鮮も1点のリードでは満足せず、高身長のストライカー、ジョン・ミョンファが何度も日本の守備陣を脅かしていた。 31分には中盤で井上由惟子が岩渕真奈とのワンツーで北朝鮮ゴール前に抜け出し、Gkキム・スジョンと1対1となったが、井上の放ったシュートはキムにセーブされ、同点とすることは出来なかった。 日本が前半を優位に進め、コーナーキックなどから何度か同点のチャンスを得たものの、北朝鮮が常にボールをセーフティなところにクリアし、1-0とリードを保ったまま前半を折り返した。 日本は後半の早い時間帯には完全に主導権を握り、攻撃を繰り返した。54分に得たFKでは岸川奈津希が直接ゴールを狙ったものの、キム・スジョンががっちりセーブ。 そのわずか2分後、北朝鮮は日本の攻撃を沈黙させるような追加点を決める。右サイドから上がったクロスが左サイドに流れ、左サイドゴールエリア付近で待ち受けていたジョン・ミョンファが狙い済まして流し込んだボールは日本GK中村沙希が止めたかと思われたが、ゴールラインを割っていたとの審判の判断で北朝鮮が貴重な追加点を奪った。 62分には岩渕真奈が鋭いシュートを放つもキム・スジョンが横っ飛びで退けた。 その3分後、1点を返そうと前がかりになっていた日本の守備陣の薄さをついて北朝鮮は2度の決定機を迎える。 ジョンが右サイドでフリーとなったが、日本GKの中村がすばらしいセーブを見せて追加点をゆるさない。こぼれたボールがホの足元にこぼれたものの、ホのシュートはクロスバーを直撃。 しかし70分、日本のセンターバックが不用意にボールを前に進めようとしたところに詰めてボールをかっさらったジョン・ミョンファがそのまま独走、中村と1対1でシュートを放った。中村はボールに触りながらもとめることはできず、ボールはそのまま日本ゴールに吸い込まれ、北朝鮮が勝利を決定付ける3点目を奪った。 決定的な3点目を奪われつつ、日本は得点を目指して攻撃を繰り返したが、この点差を跳ね返すだけのポジションに立つことは出来なかった。 そして、ファンの鳴らす銅鑼の音と声援に後押しされた北朝鮮がアジアの16歳以下の女子チームの頂点に立った。
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